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せかいはせーりつされたことがらのそーたいである

平成30年11月30日

平成30年11月30日

 

11月も終わりを迎え、寒さが体を蝕むようになってきた部屋の中で目が覚めると、サトノクラウンの引退が報じられていた。

 

サトノクラウンとは、僕が競馬を見てきた中で唯一、僕のクオリアを強烈に振るわせたレースである、2016年度の「香港ヴァーズ」にて主役を演じた競走馬だ。

当時、僕は一撃で魅了された。

元々サトノクラウンなんて馬は僕の世界の隅っこに置かれた、みすぼらしい馬だった。

しかし、一撃だった。

一撃だったのである。

一撃を食らった僕はその後、サトノクラウンに夢中になり、のめりこみ、愛し、信仰し、世界がサトノクラウンになった。

 

そんな世界は、その香港ヴァーズが開催された2016年12月から続き、本日2018年11月末日に幕を閉じた。

約2年間続いた世界が終わり、また元の世界がやってくる。

僕はサトノクラウンが存在しない世界を愛せるだろうか?

 

今日は、2016年の香港ヴァーズを見て一日を終えようと思う。