【要約】
当初「海外パビリオンこそが万博の目玉」と信じていた私は、開幕日に「シグネチャーパビリオンこそが万博の目玉」と改心。2日目以降はシグネチャーパビリオンに狙いを定め、2日目は3つ、3日目は2つのシグネチャーパビリオンを巡ることに成功。3日間で計31パビリオン(館)を巡り、大阪万博の約30%を踏破した(コモンズ館・ショップ・レストラン等を除く)。
【万博マップ概略】
シンプルなマップを以下に描いた。会場は、おおまかに、リング中に海外製パビリオンが建ち、リング外に日本製パビリオンが建つ。地政の常識では日本は海外に囲まれているが、万博では逆に海外が日本に囲まれている。そして世界の中心に森があり、その南にシグネチャーパビリオンがある。

【4/13(日)開幕日:5パビリオン 1イベント】
西ゲートから万博入場。50分ほど遅刻したため、待ち時間0秒。

別乗り場の e Mover は予約不可
「リング西ターミナル」では「西ゲート北ターミナル」発の e Mover は予約できなかった。西から東ゲートの方向へ向かうルートは噴水裏大屋根リングを通過するので、あわよくば車窓から夜の噴水ショーを覗ければいいなと考えていた。
コモンズC館
時間調整の為に入場。入場するとモンテネグロブースのスタッフに英語で話しかけられたので会話を試みようとしたが全く聞き取れなかった。
スロバキアブースで酒が配られており、さらに民族衣装を纏った人達が演奏して歌っていた。酒は時間が迫っていたので頂かなかった。
ベルギーパビリオン
ブルーインパルスをベルギーパビリオン屋上にある併設レストランで観ようと計画し、事前にそこを予約していた。しかし、予約システムが正常に機能していなかったみたいで、予約ができていなかった。だが、ブルーインパルスも中止だったのでマイナス×マイナスでプラスだと思うことにした。
ベルギーパビリオンではベルギーの医療が展示されていた。
シアノバクテリアによる地球への酸素供給から始まり、ブルガリアヨーグルトにたどり着く映像を観た。
チェコのクリエイターが作成したアート作品が飾ってある回廊を、ひたすら登り続けた。
チェコパビリオンのテイクアウトコーナーで買ったチェコビールを飲み、チェコ風アレンジされた台湾料理「バオ」を頂いた。紫キャベツのザワークラウトがチェコ要素みたい。併設レストラン内で食べたかったが、関係者が祝賀会を開催していて入れなかった。ちなみに、雨風を凌ぎながら食べられる場所を付近に発見できず、遠くまで歩く羽目に。雨に濡れないよう注意しながら飯とビールを手に持ち、徘徊している時は惨めな思いをした。
コモンズD館
次のパビリオン予約時刻までの時間を潰す為に、ちょっとだけ行った。
シグネチャーパビリオン クラゲ館 ★
初めて行くシグネチャーパビリオンのクラゲ館では、体験者の感情や行動を促す仕掛けがなされていた。まず体験者は地下にエレベーターで降りる。そして闇の中で聞こえる不気味な立体音響によって神経を研ぎ澄まされ、続いてクラゲのゲームによって体を動かす事に対する抵抗を除かれる。そんな状態にされてから、フィナーレへ突入。部屋中央で沈黙していた人達が演奏を始める・・・。この時、万博の目玉は国家パビリオンではなくシグネチャーパビリオンかもしれないと思った。

エントランスにはゴーギャンの『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』が飾ってあった。次フロアの展示では、原始時代から未来社会までを辿り、ゴーギャンを見せられてからの流れにメッセージ性があった。未来の技術がたくさん展示されていたが、次の予定の時間が迫ってきたので、そのほとんどを観れずに退館せざるを得なかった。リピート確定。

そういえばこの時点で e Mover の予約をしなければならなかったのだが、忘れた。
万博要素は無かったが、彼女のライブそれ自体が現代的・未来的なので、万博にふさわしい。ちなみに初めて音楽ライブを観た。この為に彼女の曲を全曲予習して来た。
噴水裏の大屋根リング ★
ライブが想定よりも長引いたので、もし e Mover を予約していたら予約時刻に乗れなかった。そのため、予約を忘れて結果的に良かった。予約なしで e Mover に乗り、この乗り物でしか通行できない噴水裏の大屋根リングを通ることが出来た。

【4/14(月)2日目:17パビリオン】
西ゲートから万博入場。
ビー玉を転がして体験できる展示があった。併設レストランでミートパイとマンゴージュースを頂いた。ミートパイはセルビア風らしいが、何がセルビア風なのかは分からなかった。注文時に訊くべきだった。

エジプトパビリオン
この規模にしては映像展示が派手。私世代男子の多くは『遊戯王』のせいでエジブト文化遺産が好物。職員の案内が粋で良かったが、英語だったため、聞き取れない事があった。
展示が英語だったので、翻訳アプリで翻訳しながら観る必要があった。まだ準備ができていない様子だった。
コモンズB館
時間調整のために入った。コモンズ館はいつか音声ガイド付きでじっくり観て回りたい。
土偶からアンドロイドに行き着くまでの「人を象る歴史」の展示が、導入だった。次の部屋には体験者と一緒に映像を見つめるアンドロイドが一体。このアンドロイドは何を思っているのだろうか・・・。やはりシグネチャーパビリオンはクオリティが高いと確信。

ここは「食」に関する博物館だった。「食」に関する意外な事実を、美術的に表現した展示がなされている。また、2025年から漬け始めた梅干しを、2050年に一粒だけ貰える引換券を貰える。梅干しのタイムカプセルだ。
併設レストランでアゼルバイジャン茶を飲んだ。温かい紅茶だった。アゼルバイジャンはシルクロード繋がりで紅茶の歴史がある。
夜の地球館 ★
輪島塗の技法を紹介し、そして輪島塗で出来た漆黒の地球儀が展示されている。夜の地球儀なので、光源が有る地域には金粉があしらわれていた。これはすごい。
モナコの最新技術やエコシステムの展示だった。
ポップアップステージ北にてインド人による踊りが始まったので、休憩がてら見ていた。

「生命には物質が下る坂を登ろうとする努力がある」というアナロジーに対する、生物学者 福岡伸一による一つの解釈が、ここには詰まっている。あまりにも感心して唸ってしまった。
歌と演奏。座って観ることが出来る。
展示コーナーとコンサート会場が分かれていて、コンサートは別途予約をしないと見れない。なので展示コーナーを観た。ハーブや、小さい箒みたいな楽器の展示。いずれ予約してコンサートも観たい。また、外では小さな催し物も行われていた。

団体休憩所(団体未使用時には誰にでも解放される)で休んでいると、スタッフに話しかけられて雑談をした。強い雨が降ってきていたので「夜の噴水ショーが中止にならなければいいんですけどね」と話した。
水に関する映像体験。
予約していたシグネチャーパビリオン Better Co-Being が雷雨の為中止。さらに、予約していた夜の噴水ショーも中止になった。
トルコパビリオン
現状、展示物がほとんどない。人もガラガラ。ショップとレストランがあるが、トルコレストランは日本にいくらでもある。
タイパビリオン ★
「はいはい、またここも映像展示ね」と油断してると、ゆるキャラによるテンションブチ上げソングがかかってハイになれる海外パビリオン。
オーストラリアパビリオン ★
オーストラリア大陸の自然、自然、自然。匂いもオーストラリア大自然の匂いがする。しかも、外のレストランでクソデカコアラやカンガルーの映像を見ながらワニ肉のドッグを食える。しかし私が行った時はワニ肉ドッグは売り切れていた。
韓国パビリオン ★
体験ができて、K-POPもあるパビリオン。マイクに向かって思いの丈を叫ぼう。でも何も思うことが無い私は、何も思いつかず、少しも思ってもいない、それっぽい単語をボソッとマイクに吹いた。
脚のHPが完全に切れたので2日目は退散。
【4/15(火)3日目:9パビリオン 1イベント】
東ゲートから入場。やはり東ゲートはかなり混雑している。大阪万博は当日予約が重要なので、入場時間は早ければ早いほどいい。なので現状は、東よりも混雑していない西ゲート入場一択。
中国パビリオン ★
青銅器もあるし、楽器演奏もあるし、映像展示もあるし、パンダの絵もあるし、月の砂もあるし、AR体験もある。中国らしい展示の数々。これぞ万国博覧会における国家パビリオンの王道。
シグネチャーパビリオン Better Co-Being
森と一体の野外パビリオン。スマホアプリと連携した不思議な石を手に持って、野外にあるアートを巡る体験。石が震えて体験者を導く。綺麗で癒されたが、私にはよくわからなかった。野外なので、雨天や、夜に行くと違う景色が見れるかも。最後に記念品を貰える。

ガザ・イスラエル紛争、東日本大震災、阪神淡路大震災に係った赤十字関係者へのインタビュー映像。最後にメッセージを書く事を薦められるが、思うことが無いので遠慮した。

今日も会ったなインド人!

コモンズA館
時間調整の為に行った。
ブルンジブースでコーヒー豆をそのまま食べさせてもらった。大豆みたいな食感で、コーヒーの香りがした。

空飛ぶクルマステーション
渡されたタブレットに空飛ぶクルマの塗り絵をした。日本軍機みたいな塗装にしたが、もしかしたら政治的意図があると誤解される思ったので、日の丸を消した。私の緑色の空飛ぶクルマがスクリーン上を飛んでいた。空飛ぶクルマは電動&マルチローター&有人&垂直離陸機である。既存航空機カテゴリーを使って言うと「有人ドローン」とか「電動マルチローターヘリコプター」ではないだろうか。
アメリカパビリオン ★
英語版と日本語版の列があり、スタッフに訊くと「英語の方が待ち時間が短い」と言われた。さらに「英語版の方が ”rhyme” を感じられて良い」とも言われたので英語版にした。科学大国アメリカについての歌詞を歌う、激エモゆるキャラにときめかざるを得ない。このキャラ、とてもかわいい。次は日本語版でも観たい。
physical twin symphony
シャインハットにて physical twin symphony を観た。AI生成メロディーを使ったセッション、そして遠隔地とのオンラインセッションで『見上げてごらん夜の星を』が演じられた。
世界中の科学国家に対して、この国は芸術や巨大ファッションブランド企業を有することによって、文化力だけで立ち向かえるのではないか。オーギュストロダンの彫刻を追いながら、展示が続く。すべての空間、すべての展示がオシャレで、ため息が出る。ただのスタンプ台にまでもオシャレな照明が当たっている始末。万博に来るなら、どうか、ぜひフランスの文化力に圧倒されてほしい。

フィリピンパビリオン
多くの観客は展示には目もくれず、歌と演奏と踊りに吸い寄せられていった。
日本館 ★
藻類を活用したイノベーションを表現したアートの数々。そして「やわらかく」作られてきた日本文化の展示。この日本館も「やわらかく」作られている。日本館では科学とアートが調和していた。攻めすぎない、無難で高品質な展示も、日本らしい。

シグネチャーパビリオン null^2 ★
攻めすぎている。このパビリオンは大阪万博が産み落としてしまった怪作である。子供は泣くだろうし、大人は絶望するかもしれない。人類はやがて「ちょっとだけかしこい」というオマケが付いただけの生物に堕ちる。まるで落合陽一版『人類は衰退しました』である。ここには予約なしで行ける展示ブースもあったようだが、気付かなかったので、また次回行きたい。
日が暮れる前に東京へ帰宅。
【Tips】
西か東か
西ゲートと東ゲートの二つの入り口は、西ゲートを利用したほうが良い。その理由は東ゲートは下図ように混雑している場合があるからだ。混雑すると入場が遅れる。入場が遅れると後述する「当日予約」で不利になる。だから現状は西ゲートを利用すべし。
西ゲートへはシャトルバス利用でたどり着ける。桜島駅から350円でシャトルバスが5分おきに出ているので、東ゲートで混雑か、350円か、天秤にかけるべし。
抽選・先着・当日予約
抽選予約は平等だが、先着予約は、PCを使えば、スマホよりも優れたマシンパワーと、素早いマウス操作により優位に立てる。なので先着予約のためにPCでログインできるようにしておくべし。
当日予約は入場後しばらく時間が経った後に出来る。予約は早い者勝ちなので、早く入場すれば有利である。なので当日予約で有利になるには混雑していない西ゲートからの入場がおすすめ。また、予約したパビリオンを訪問すれば、再び予約権が復活する。
脚HP管理
時間にばかり気を取られるのではなく、脚のHP管理にも気を向けるべきだ。「脚が痛い」や「休みたい」などの邪念があると、展示を100%の感受性で鑑賞できない。幸い、大阪万博には休める場所がいたるところにある。
海外メシ
ほとんどの海外メシは、東京で食べられることを留意すべき。なので、お弁当を持参しよう。もしくは、万博でしか食べられなさそうなメシを狙おう。また、海外パビリオン併設レストランでは、その国の物価を押し付けられることがあるので、無理しない。逆に、すごく安いこともある。
雨具
レインポンチョは最強。
数日だけ行く人へ
パビリオンは当たり外れの差が激しいので、通期パスを持っていない人は事前にしっかり情報収集して、吟味すべし。